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2015/11/24 / masahif

C1レーサーへの道

シクロクロスC1と言えば、日本おけるシクロクロスのトップカテゴリー。
シクロクロッサーの憧れですね。

僕にとってもC1というのは夢のカテゴリーであり、自分とは無縁と考えていました。
しかし、一つづつ問題を解決していけば何とかなるものなんだなあと…

ということで、まだC1で走ったこともないけど、どうやってC1に上がったかをメモしておきます。

シクロクロスはロードレース以上にノウハウが重要な競技で、技術面だけでなく機材面も重要です。
一般的にはタイヤの選択などが上がってきますが、C2までのレベルでは、性能よりもトラブルを最小限に抑えることが重要ではないかと思います。

競技をはじめる前、僕の中のシクロクロスのイメージはスタイル先行のもので、一種の流行ではないかと思っていました。
2011年のロードシーズンを終えて、自分自身のコーナリングやバイクの操作技術の低さを痛感し、友達の勧めもありシクロクロスにも取り組むようになってから気が付きましたが、ロードバイクに通ずるものも多くあります。
自転車の操作技術に不安を持っている人には、ぜひ取り組んで欲しいですね

 

2012年2月

初めてのシクロクロスはGPミストラルでした。

・GPミストラル#5

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– 自転車の持ち上げ方も知らない
誰かに教わりましょう

– ペダルが外れない
シマノ→エッグビーターへ、しかし問題はそこじゃなかった

– ロングタイツ
リマウントでひっかかりやすい

– 空気圧高すぎ
何も知らないので3気圧以上いれてたかも

2012年3月

多摩川沿いで開催されたシクロクロス東京ではなく東京シクロクロス。またやってくれないかなあ。

東京シクロクロス
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– 後輪パンク
空気圧低すぎ
空気圧を落とすのはコーナーが曲がれないせい、しかし空気圧を落とせばパンクのリスクは高くなるし、直線で遅くなる。

– カーボンリム
練習でWO、レースでチューブラーを使っていたけど、リム幅が違うために毎回調整が難航。バニーホップの練習も出来ないし下手くそが使うものじゃない。

2012年11月

2シーズン目へ突入

・GPミストラル

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– キシリウムチューブラー×2、キシリウムエリートWOを投入(全て中古)
練習とレースで同じリム幅のホイールが使えるように。また多少ぶつけても問題ないアルミリムを選択。

– シューズカバー
シューズが汚れるのが嫌というだけの理由でシューズカバーを装着。
しかし、これがペダルにひっかかったりする。

– mini Vブレーキ
カンチより止まると言われて使ったけど、まあどっちでも…

2012年12月

・GPミストラル#4

そもそも、まともに走れず
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– カーボンフレーム
Ridley X-Fireをゆずってもらう。
トップチューブの下側が平らで担ぎやすいこと、アルミよりは軽いことでだいぶ楽に。5シーズン目となった今でも不満なく使っています。

– 重心の悪さ
この頃は、バイクの前後重心なんてものは考えたこともなく…
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2013年2月

-ペダル問題
ようやくペダル問題が解決。
ペダルの問題ではなく、ペダルとシューズの相性でした。
Giroのシューズとペダルの間には、shoe shieldsが必要でした。これがないとシューズがペダルに当ってしまって、うまくハマらなかったという。
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・シクロクロス東京

大半が砂浜ランのシクロクロス東京
レース前にはマジメに自転車担いで20分ランとかやってました。
フィジカル面で押し切ってC4相当のクラスで初表彰台!
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– ガッツポーズ
自分のガッツポーズが微妙だという事実に気が付きました。腕が伸びきらない。
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このシクロクロス東京は、自分の中での1つの転換点でした。
林の中での海外選手の動きをビデオに記録し、後でスローモーションで解析してみると、アップダウンに合わせた細かな重心位置の修正、コーナリングにおける左右の荷重の違いが大切だということに。

2013年3月

改めてシクロクロスやクリテリウム等のビデオを解析して、転ぶ人転ばない人の動きの違いを考察しました。
その仮定にもとづき、シーズンオフになってからシクロクロスの練習を開始。

– コーナリング
ライダーの数だけ理論があると言っても過言ではないコーナリング。
まず大きな勘違いが、使うべきはタイヤ自身のグリップ力や遠心力ではなく、スキーなどと同じように自分自身の荷重だろうということ。さらに、バイクと違ってアクセルでは加速出来ない自転車の場合、後輪の荷重はペダルではなくサドルだろうということ。
また、自転車が傾いている状態ではハンドルへの荷重配分は左右で分けるべきということ。
ちなみに、この頃は*荷重*だったのが、今では*抜重*へと変わっていますし、速度によってはターンインでは前後のペダル位置を工夫しながらペダル荷重も積極的に使っています。この場合はペダル→サドルへの荷重変更をロスなく行なうことも重要だなと。
まだまだ、やるべきことはありそうです。

とはいえ、基本は昔のバイシクルクラブに書いた コーナリング案 だなーと。

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– 前後荷重
路面が不安定な中では、常に前後の荷重をコントロールし続けることが重要。
公園で、芝生の上、土の上、砂利の上と徐々に不安定な中で*真っ直ぐ走る*練習を開始。
わざわざ雨が降った日に練習にいったり、あえて空気圧をあげてみたり、ロードバイクでやってみたり。

2013年9月

ということで、自信満々で迎えた3シーズン目。

東北CX #1

近場での開幕が待ちきれず台風の中東北へ遠征
泥のジェットコースターのコースで4位入賞、まわりの選手が乗れない中、全ての泥セクションを乗車で対応。手応えを感じましたが機材面での問題が露出しはじめます。
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– ブレーキ
とにかく止まらない。めちゃくちゃビビる。2012年12月にAvidのカンチブレーキに交換してから同種の問題を抱えていましたが原因分からず、とりあえずシュー交換。

2013年10月

茨城CX #1

茨城シクロクロスC3で4位。
はじめてまともに走れた感。しかしブレーキの問題は大きく、コーナーでの飛び込みに難あり。
小貝川は大きな下りもなく、全体の速度が低めのコーナーが多かったために助かりました。
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2013年11月

・野辺山CX 1日目

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– エンド
1日目でエンドポッキリ…
泥でエンドを折るのは理由があるのです。技術的な理由もあるのですが、折れやすい折れづらいという問題も。何も対策をしないシマノのRDを使っていました。

野辺山CX 2日目

何とか修理して望んだ2日目、最後尾スタートで42位/119人中
その後、この完走が問題となるのです…
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– フロントシングル
バリヤーなどで自転車を下ろす時に、チェーンを落とすことが多々ありました。
この問題は、置き方がラフというのもあるのですが、実は前述のRDとの関係もあることは後にわかりました。
そもそもアウターに入れる機会も少なかったため、Wolftoothのチェーンリングを使ってフロントギアをシングル化。

– リアカセット
フロントシングル化に伴い、リアを11-28に。以降、ロードもCXも11-28だけを使うようにした。
クロスレシオが必要なのは人間側のトルクバンドが不足しているから、ある程度のケイデンスに対応できればカセットはワイドのほうが変速回数も減らせるし便利。
ロードでも頻繁にSFRなどの練習をしています。

2013年12月

・GPミストラル

AJOCCから外れたGPミストラルでFAST LANEの堀さんとデッドヒートして3位。お台場以来の表彰台。
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・信州CX

満を持して参戦。上位争いに加わっていたのですが、タイヤが外れて終了。
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– タイヤの選択
チューブラー、チューブレス、WOとありますが、絶対的な性能で言えばチューブラーだと思います。
ただ、チューブラーは取り扱いが難しいのです。これまでにもタイヤが外れたことがあり、CXテープを使う、糊を何回も塗るなどいくつもの対策をしてきました。
この時のタイヤ剥がれの原因は、実は野辺山にありました。野辺山の深い泥でタイヤの一部に泥が入ってしまっていたのです。適当に洗車して、そのまま何もせずに放置しておいたところの糊が乾いてしまっていました。
貼り方だけでなく取り扱いにも注意が必要なチューブラーは本当に難しいタイヤです。
特にベルギーはいつもウェットコンディションだからブロワーとウエスでタイヤとホイールの砂を飛ばして乾かして…。これをしないと5日後にはタイヤに水が浸みてしまって使い物にならなくなる。(ケイティ・コンプトン – Cyclowired)

– 急な登りへの対応
C1のレースを観察していて気がつきました。先頭を走ると選手と、それ以外の重心位置の差。
僕も自転車の上でバランスを取りきれてなかったんですね。
急な登りではサドルに座れないので身体を大きく動かして重心を取る必要があります。MTB/BMXでの練習を増やすようにしました。

湘南シクロクロス#1 

チームメイトの山本と1,2争い。このまま2人で昇格か?と思ったところで2人揃って階段の乗り越えに失敗してパンク、レースから脱落…
下手くそにチューブラータイヤが必要なのか?と問答を繰り返すことに…
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2014年1月

湘南CX #3

23位 フィジカル面の練習していないと走れない…

2014年2月

・シクロクロス東京

大雪の中で開催されたシクロクロス東京
スタートは最前列、この日までに練習をこなし、砂浜での乗車も出来るしリマウントも出来るようになっていました。
スタート10秒前、少しだけクランクを逆まわししたらチェーンが外れた…
その後、すぐハメて飛び出し、一時は2位まで追い上げるもタレて5位ぐらい。
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– Wolftooth
フロントシングル専用リングのはしりとも言えるWolftooth、厚歯と薄刃の組み合わせで構成されているのですが、隙間が少なすぎて砂をかんだときにチェーンがハマりづらいという問題があったようです。チェーンが落ちた原因もコレみたい。現行モデルでは改良されていると聞いていますし、SRAM CX1などは、この問題がおきづらい構造になっています。

2014年3月

本気で狙っていたシクロクロス東京で撃沈。ロクに練習もせずに失意のままで迎えた3月。

茨城CX #2

さほどのヤル気も無かったので練習用のWOを積んで出発するも、試走に間に合わずぶっつけ本番。
山ちあん、北山くんとMTBを追いかけデッドヒートを繰り広げるも最終ラップでコーナーの向き間違えて北山くんにパスされる。ゴール手前のヘアピンでイン側取って、あとはラインブロックして2位ゲット。予想外のC2昇格もシーズン最終戦のため1シーズン消費。
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2014年10月

今までのヤル気はどこへやら…
全く練習をしないまま迎えた4シーズン目、初のC2レースへ

– チューブレスタイヤ
茨城でのこともあり、チューブラータイヤでないと曲がれないというのは技術の問題と認識。
比較的評判のよかったチューブレスタイヤを導入することに、IRCの人に聞いたらリムの選択が重要とのことでシマノRS81-C24 TLを選択。カッコ悪い以外は問題無い。

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– 11s化
元はGrowtachのイコールプーリー使って、カンパレバー+シマノ10sRDでした。
しかしながらシマノのRDはチェーンテンションが緩めで、それに伴い野辺山で発生したようなエンド折れ、あるいは自転車を置いたときのチェーン落ちが発生しやすいようです。
シマノのRDを改造する方法や、サードパーティ製品もあるのですが、無理して使う必要もないのでRDもカンパに変更して、ついでに11s化。
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ジャパンカップCX C2

テクニカルなヘアピンもあるけど高速なコース。
タイヤは最高、でもブレーキが… 2013年9月からの問題をまだ引きずっていました。
右に降りる練習をしておいたので、そういったのを駆使しながら一人づつ抜いていくも6位の選手を抜いた所でピッタリと着かれてしまい、思うようにペースが上げられない。
最後はブレーキの問題でゴール直前でパスされ7位。一発残留のチャンスを逃しました…10515118_720528461356270_5110838054588965854_o

– ブレーキ
ようやく気が付きました。Avid Shorty Ultimateは2段階の角度に調整できます。
この時、バネの取り付け位置も変える必要があるのですが、僕がその位置を間違えてつけていたのでした…
マニュアル通りにつけたら、止まる止まる…

2014年11月

・野辺山CX

整備不良によるプーリー外れでDNF。
この時に多少チェーンが絡まるトラブルあり。このシーズンは、このメカトラに左右されることに…1779753_933207076690688_5526337890547435184_n.jpg

2014年12月

湘南CX #1

テクニカルなターンが続き、一時は4位まで浮上。そのまま上位も狙えそうでした。
やっぱりブレーキ効くっていいわあ。なんて思っていたらリア側でチェーン落ちして脱落。
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湘南CX #2

ホールショットに成功!も最初のヘアピンで前後輪フルロックしてオーバーラン→スリップorz
その後、2回ほどチェーン落としてレース終了。

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– RD
その後、念のためにRDを外してみたら一部の部品が折れてなくなっていた。
度重なるチェーン落ちの原因はコレだったようです。野辺山で壊していたのに気がつかなかったんですね。メンテ台の上ではちゃんと変速していたし。

– ランニング
フォーム見ても分かるようにランに問題が…
この後、ランのコーチとしてAthletic Body Conditionning & Runningの菅原くんをつけ、ランニングのトレーニングもすることに。
ランも習わないと無理だわ…

2015年2月

シクロクロス千葉

実は、全ての機材がマトモな状態で走るのはコレが初めてだったという…
が、湘南CX #2以降、全く自転車に乗っていなかったのでフィジカル面がついていかず16位で終了。
これにてC3降格決定。

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CX仲間も増えたよ〜

2015年10月

一度もCXの練習をしないまま、5シーズン目へ。

– フロントシングル
フロントギアをWolftoothからSRAM CX1に変更。明らかに泥等の抜けがいい

宇都宮CX #1

スタート出遅れ5番目ぐらい。でも一人づつパスして、すぐに単独2位へ。
そのまま1位を追走しようとしたとき、リマウントで失敗して落車、左の小指骨折。
あまりの痛さにDNFを考えるも、コーナの立ち上がりで後ろを突き放したら追いかけてこれない模様。先頭のジュニア選手に追いつくほどのモチベーションもないけど何となくサイクリングして2位ゲット。C2へ復帰。
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2015年11月

・湘南CX #1

自分で言うのも何だけど、この時期は強いんですよ。沖縄に向けて練習してきたから。
フィジカルでゴリ押し感ありつつも2位ゲットでC1へ昇格。

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ここまでの道のりを振り返ってみて思うのは、機材にしろ練習方法にしろ、ある程度以上の人であれば当たり前にやっていることを知らなかったというのが問題だったなと。

周りにシクロクロスに詳しい人も少なく、練習はほとんど一人という中では時間がかかるのも当たり前だったと思う。

これからシクロクロスを初めようと思っている人、また今現在伸び悩んでる人に伝えたいのは「時間はお金で買ったほうがいい」ということ。
シクロクロスの場合、時間を買わなければ無駄に機材を買うだけなので同じだけ費用がかかります。

どこのショップがいいとか悪いというのは分からないけど、速そうな人が集まってるショップの門戸を叩てみるのか、あるいは速い人たちが集まっているチームに所属する、あるいはめっちゃ上手い人と友達になるなどをオススメします。

僕からの機材面のリコメンドとしては、ある程度まではトラブルが少ないものを選ぶこと。

– フロントシングル
SRAM CX1オススメ、他は知らないだけ

– コンポ
シマノ以外がオススメ、チェーンテンションの都合でエンドを折りやすいです。
このあたりは、自身の技術との兼ね合いです。


– タイヤ
チューブレスタイヤ+シマノかカンパの専用ホイール or WOタイヤ
チューブラーのが曲がれるけど、WOでも曲がれる技術が無いと話にならない。パンクしても修理代安いし。

– フレーム
トップチューブの下が平なやつ
下手だと担ぐ時間が長くなります

– サドル
柔らかめのヤツ

リマウントで失敗しても痛くない

かな。
とりあえずC1に上がるまでは、そんなに高価な機材要らないと思います。

技術としては、さほど難しいことはなく、

– 低速でのコーナリング
– アップダウンへの対応
– マウント/リマウント

ぐらいやっておけば十分走れます。

とにかく練習あるのみ!

I wish your happy cyclocross life!

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