Skip to content
2014/07/22 / masahif

コーナリング案(2014/07版)

今月号のバイシクルクラブでロードバイクのコーナリングについて取材を受けました。

BC 201408

取材を受けておいてなんですが、コーナリング(も)あまり得意ではないんですよね。

で、コーナリングが得意という選手が言ってることとか書いてることをひと通り試してきたけど、どれもこれもしっくりせず。何かっていうと、どのコーナリングテクニックもコーナーからの脱出方法について言及しているのが無かったんですよね。クリテでそういう選手を見ていると、アウトインアウトの一つのラインしか走れなかったり、立ち上がりで後輪滑らせてコケたりとか…

コーナリングは、自転車が一定の安定した状態である定常状態から、なんらか不安定な状態を作りだして過渡状態へと入るわけですが、大半のコーナリング技術が話題にしているのはここまでが多いと思います。

なので、より速い速度でコーナーを抜けようと思った場合、ロジックとしては「より自転車を傾ける」しか出てこない。傾けるほどスリップしやすくなる自転車をグリップさせる方法は、「よりグリップ力の高いタイヤを選択すること/空気圧を落とすこと」と、ライダー自身のスキルでコントロール出来る余地が減ってしまうと思うのです。

コーナリングはクリッピングポイントと言われる、もっともイン側によれる点を通過すると加速することが可能なのですが、バイクや車のようにアクセルを開けるだけでは済まずにペダリングをする必要が出てきます。

つまり、コーナーの途中で自転車が斜めになってる状態から踏みはじめる必要があるのですが、ここで問題なのが前述の自転車の傾け問題。自転車が傾きすぎているとペダルを回せないのです。

またペダルを回せる程度に傾けていたとしても、いわゆる外足荷重でコーナーに侵入した場合、ペダルを回しはじめると同時に荷重が抜けてしまうのでグリップが抜けてしまいます。
この問題を解決しようと考えるとサドルへ荷重するのが適切だと考えています。

他にもサドルへの荷重は色々と都合がよく、最初の定常状態から過渡状態へと遷移するとき、自転車のバランスを崩して傾けた時に、ハンドルに全く手をかけてないなければ勝手にハンドルが切れます。流石に全く手をかけないというのは極端なので、軽くハンドルか荷重を抜く…ぐらいで正解だと思うのですが、この状態を作りやすくなります。

ハンドルがコーナーにたいして必要なだけ切れていった状態で、再びハンドル側への荷重も行い…

 

というようなことをやるための練習方法が書いてありますので、詳しくは読んでみてくださいw

ちなみに最近見た中で、前述のようなコーナリングを上手くやったなーというのは宇都宮ブリッツェンの大久保選手です。

JBCF白浜P1決勝(54:50ぐらいから)
http://www.ustream.tv/recorded/46444069

 

イン側にいてRはキツイはずなのに、他の選手より早くペダリングを開始しています。

実際に大久保選手にも取材していただいたのですが、他の選手より少しでも早く踏み始めるように工夫されたようですね。

 

と色々と書いておいてなんですが、この方法も数あるコーナリング技術の中の一つでしかありません。2014/07版とつけてあるのも、現時点では…ということですね。上手い選手の観察や、ちょっとしたアイデア次第でさらによいコーナリング方法が思いつくかもしれません。

ただ、外足に荷重してツッコミ重視で曲がるよりも、はるかに安全だと思います。

色んな技術を身につけて状況に応じて使い分けられるのが重要じゃないでしょうか。

 

広告
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。