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2014/06/20 / masahif

プロトライアスリート・宮崎康子選手のトレーニング

フィッティングをさせて頂いた、プロトライアスリートの宮崎康子さんが、五島長崎 国際トライアスロン大会で3位になりました。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=654973587912809

3位
ランニングのコースが変わったようですが、昨年より速いタイムでのゴールにも関わらず順位を落としています。さらなる強化が必要です。

ということで、昨日に続いて宮崎選手に行ったトレーニングの内容について、一部を公開します。


2013
スイム 32:10 (1位)
バイク 4:00:00 (2位)
ラン 2:12:11 (1位)

2014
スイム 29:20 (4位)
バイク 3:58:16 (4位)
ラン 2:05:09 (1位)
はじめて宮崎選手のトレーニングを見させていただいたのも今年の4月後半です。

宮崎選手は、質のよい筋肉と筋量、さらに持ち前の精神力の強さでスイム、バイクで強さを発揮していましたが、バイクのタイムが伸び悩んでいるというのが課題の一つでした。

ヒップヒンジ

最初に気になったのは柔軟性の不足。
筋量が多い割にメンテナンスが不足している人に多いのですが、筋肉が必要なだけの柔軟性を持っていない場合、動きを邪魔してしまいます。

特に自転車、TTバイクにおいてはスイムやランよりも股関節周りの柔軟性が問われます。

そこで最初に取り組んだのは柔軟性の向上でした。
ハムスタースピンでは、柔軟性を向上させるために、セルフマッサージとヨガ由来のストレッチを組み合わせています。
前屈で手が地面につかないような方でも一日のトレーニングで手が着くようになります。

宮崎選手は、ロングのアイアンマンやトライスロンで多くの成績を残していますが、その強さの一つが「これ以上、負担をかけると身体への影響が大きい」という閾値を感覚的に気が付き、そこで抑えられることでした。

そのため、スピードはあげられないものの長い時間を走れるというのが特徴でもありました。

彼女はバイクでの動作の場合、腸腰筋よりも大腿直筋(大腿四頭筋の一部)が強く、腿を上げる場合に大腿直筋が優勢となっていました。
そのうちブログに書くかもしれませんが、構造上の違いからバイクの場合、どうしても大腿直筋を優勢にしていた場合、前腿をつりやすくなりますし、またランへ影響も大きくなります。

そこで、自然と大腿直筋への負担を抑えるためにペースを抑えてしまっていたようです。

もう一つ気になったのは、上体の支え方でした。
こちらも、体幹部にある大胸筋、広背筋、僧帽筋、前鋸筋などを組み合わせて支えると局所的な負担が減るのですが、主に僧帽筋を中心として使っていました。

初回は、このあたりの身体の使い方を中心に覚えていただきました。

二回目は5月中旬です。
基本的に、初回のトレーニングの後に自主練習を行なうことで改善をうながしています。
1ヶ月経って、宮崎選手はみちがえるように…は変わっていなかったのです。残念ながら。

少し諦めましたが、腸腰筋も上体を支える筋力群もそれなりに強化されていましたし、バイクの後にランがあるという競技の特性上、バイクでのタイムアップよりも、得意のランにどれだけ脚を残せるか?という方向性でポジションを作りました。

バイク

本来であれば、その後 一緒にバイクのトレーニングへ行きたかったのですが、天候の都合などもあり残念ながらそれは叶わず、本番へのレースとなってしまいました。
ということで、宮崎選手からレース後にいただいたコメントを紹介します。

—-
やはりバイクの力及ばずでしたが、自分の中ではここ最近では良い感覚でした。
昨年とスピード変わらなくても心拍が上がらないで乗れましたし、首もあまり痛くならずに楽にDHポジションを維持することができました。

また遅いながらも、いつものようにバイク後半でガタッとペース落ちなかったのが良かったです。ランに入った時には太ももの疲れがいつもより少なく、いい走りしてるなと思った人たち何人か追いついたので、あれ?私、速い?って感じです。

沿道の方にも速い!速い!女の子?って(笑)
それに30〜60分ジョグしかしてないのに、28kmよくもちました(^_^;)
表彰台にのるための意地のランラップでした。

ラン

—-

宮崎選手の場合、バイクのスピードを大幅に更新するポテンシャルはありそうです。
今後、この部分をいかに引き出していくかがタイム短縮への鍵となりそうです。

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